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・想像力がないと何を読んでもお経にしか見えない1

平成27年11月25日(水)初稿
神生みから黄泉の国まで
天地創造の5段階
前章の「国生み島生み」に対してここらの章は「神生み物生み」とよばれる。伊邪那岐・伊邪那美の命が、八百万の神々を生んだのだが、それは同時に万物・万有、森羅万象を生んだという話でもある。このことは理解できるよね? 山川草木、地水火風、自然界のあらゆる存在をカミガミだとみるアニミズム的多神教の世界観からすれば、山の神・川の神、火の神・水の神というカミガミを生んだというのも、山川水火という万物を生んだというのも、結局意味は同じことになる。だから「神生み」イコール「物生み」なわけで、ここは唯一神教に喩えれば「天地創造の章」にあたるところ。で、「神生み物生み」は5段階からできており、
第1段階…最初の7神。大事忍男神から風木津別之忍男神まで。
第2段階…山川草木の神々
第3段階…地水火風の神々
第4段階…「火神斬殺」から生まれた神々
第5段階…「禊」から生まれた神々
この5段階のそれぞれについて、言いたいことは山のようにあるが忙しくて時間がぜんぜん無いので、今回は第2段階と第3段階についてのみ、ちょいとどうでもいいことを語る。

頭の中で映像化しながら読もう
ここらも含めて『古事記』の冒頭の方は、意味不明な神の名がずらずら並んでるばかりで、とっつきにくくて、お経みたいで眠くなってしまって初心者はここで挫折しちゃうことが多いとも聞くんだが、意味不明な言葉を意味不明なまま読んでても、眠くなるのは当たり前だろう。今いったように、ここは聖書でいえば「天地創造」の章なんだが、聖書の天地創造を読んで眠くなる人はあまりいないだろう。
要するにイメージが足りないのだと思われる。上記の第2段階と第3段階についていえば、
海の神(大綿津見神)が生まれ、陸地には川ができて(速秋津日子神・速秋津比賣神)、水面が泡立ち(頬那藝神・頬那美神)、雨が降って(天之水分神・國之水分神)、風が吹き初め(志那都比古神)、木が生え(久久能智神)、山ができ(大山津見神)、草が生え(鹿屋野比賣神)、霧が出て(天之狹霧神・國之狹霧神)、暗くなり(天之闇戸神・國之闇戸神)、何も見えないほど真っ暗になり(大戸惑子神・大戸惑女神)、鳥が生まれて(鳥之石楠船神)、穀物類が生えてきて(大宜都比賣神)、火山が噴火(火之迦具土神)。
その火山からは、溶岩が流れ出て(金山毘古神・金山毘賣神)、それが固まって(波邇夜須毘古神・波邇夜須毘賣神)、滝ができて(彌都波能賣神)、その水で作物が豊かに稔った(和久産巣日神・豐宇氣毘賣神)。
こういう風にイメージすれば世界が出来上がっていく様子が浮かぶだろう。
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