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・日の本は涯(はて)まで富士の裾野かな

H30年8月29日(水)改稿 H27年10月27日(火)初稿
プレート理論と「日本沈没」
まぁなんつーか俺が小学生の頃は、日本列島は大昔はアジア大陸の一部で、日本海が陥没して日本列島が出来たんだ、なんていわれてたものだが、今は否定されてるらしい。最近の地質学ではそうではなくて、大陸の沿岸部にあった山脈が地殻変動で大陸から切り離されて日本列島になったってことらしい、ざっくりと言うと。
大陸との裂け目が広がる時、真ん中へん(今の関東あたり)から裂けていき、津軽や北九州のあたりは大陸とくっついたままなので北海道・東北は北海道を回転軸として反時計回り、中部・西日本は北九州を中心軸に時計回りで45度くらい傾いたことになる。まぁこれもあくまで現在の有力説の一つってことで、これが本当かどうかはまだわからない。あと、昔とたいして変わってない話もある、それは、日本列島はユーラシアプレートと太平洋プレートがぶつかる場所にあり、太平洋プレートがユーラシアプレートの下に沈み込んでる。で、下に引っ張られた太平洋プレートが跳ね返って元に戻る時に地震がおきる。この沈み込みに日本列島が巻き込まれると「日本沈没」となるわけだが。

西ノ島新島の例「島が生まれる」ということ
「国生み島生み」と呼ばれる神話。伊邪那岐命・伊邪那美命が、大八洲(おほやしま)を産んだという話なんだが、もちろん伊邪那岐命・伊邪那美命は「この世のはじめに万物を産んだ」わけで、聖書でいえば天地創造みたいな話に該当する。当然、日本列島も二神が産んだんだが、「島が生まれる」とはどういうことか。
昔はアニミズムだの自然崇拝だのと言うけれど、言ってる現代人がその意味をよくわかってないのではないか。自然信仰は、観念や想像ではなく、現実の自然とのふれあいに基づくだろう。「ふれあい」というのはわざと現代人が納得しやすいようにいったのだが、自然観察なしの「自然とのふれあい」などはありえない。自然のやさしさに感動し、自然の恐ろしさに畏怖する。自然崇拝と自然観察とは表裏一体である。そして、自然観察という土台の上にあるという点では自然科学も同様なのである。神話も科学も、「世界の成り立ちや仕組みを説明する」という意味では同じものなのである。
小笠原諸島の「西之島」が平成25年(2013年)11月20日に噴火し、その後、どんどん面積が広がっていく様はネットでもかなり話題になった。1年後には面積が10倍になったとも聞く。小笠原諸島はかなり遠い海の彼方だから、一般人が目撃することはなかったが、多島海に囲まれた火山列島日本では海底火山の爆発やそれによる新島の出現、隆起などが漁民などに目撃される機会が、諸外国に比べてかなり多かったのではないか。一度でも目撃されれば、そのスペクタクルと話題性は10年もつどころでなく半永久的に言い伝えとなっただろう。そして「なるほど、島とは、陸地とはこうして生まれるものなのだな」と納得もされたろう。伊邪那岐命・伊邪那美命の国生み島生みの神話は以上のような観点から読まれるべきだろう。
「塩こをろこをろにかきなして」は「潮水をゴロゴロとかき回し鳴らして」と訳されている。火山噴火の爆音ならドカーンとかバーンとかいいそうだが海底火山は水中なので低く篭った感じの爆音になる。そして火山爆発の後に、隆起があって水面に陸地が広がる。大八洲(おほやしま)がこうしてできた。西之島の場合も、まず火山噴火があって、しかるのちに陸地の拡大があった。爆発と隆起で2段階になってる。

超巨大海底火山「タム山塊」の発見
ところで西之島が噴火した日の2ヶ月前、平成25年(2013年)9月5日、英国の科学誌「ネイチャージオサイエンス」(Nature Geoscience)に、太陽系最大規模の巨大な海底火山が日本列島の東1600kmの沖合に存在していることを発見したという論文が載った。「タム山塊」といい面積は英国とアイルランドを合わせたぐらい、高さは約3500m。存在自体は知られていたが以前は複数の火山の集合体だと思われていた。今回これが単一の火山であることがわかったということらしい。

(※4枚ともクリックして拡大)
29614151.jpgタム山塊7955ca1a.jpg58cbaf73.jpg
一見したところ日本列島は樺太、北海道、本州、四国、九州の五つの島の集まりにみえるが、日本列島の地形をみる時、海岸線だけみていても水面下の本当の地形はわからない。海水を取り除いて本当の地形をみれば、北の千島列島と南の小笠原列島が米粒のような島々ではなく巨大な海底山脈であるのがわかる。それも、千島列島から北海道、東北、関東、そして伊豆七島、小笠原諸島へと大きくひとつながりとなって、弓型というか半円状につらなっているのがわかる。この地形は前述のタム山塊を火山の中心としてみると、巨大なカルデラの外輪山の西半分のようにみえる。東半分はないが海流で侵食されたのと噴出物が海流で西に流されて西側の外輪山に堆積物として付加されたのか(「∪型(馬蹄形)カルデラ」というものも元からある)。カムチャッカから南東に向かって「天皇海山列」という歴代天皇の名がついた山々が転々と伸びてて、これも東側の外輪山の残骸痕跡ともみえる。ともかく、西側の弓なり(半円型)の海底山脈(千島〜東北〜小笠原)に沿って、千島海溝、日本海溝、小笠原海溝があり、この三海溝もつながって細長い一つの海溝とみることも出来るだろう。そしてこの海溝は太平洋プレートがユーラシアプレートに落ち込むところなわけだが、プレートの落ち込み場所では落ち込んだ岩石が地下で融解してマグマとなって上昇するため火山地帯となる、それが千島列島も日本も小笠原諸島もすべて火山帯である理由だという。プレートの動きとタム山塊との関係はよくわからないが「カルデラ外輪山説」からするとタム山塊が火山活動をやめた後に二次的に派生した火山活動にみえる。

日本列島の誕生
このタム山塊は当然ながら地球最大の火山(もしくは火山跡)で、ここが「天之沼矛」が最初につきささった地球のヘソともいうべきところだろう(似たような「ヘソ」は月面にもある)。そこを中心にしてできた外輪山脈の西端である「東北関東」の南端から、西南方向に山脈の枝を伸ばしてできてるのが中部以西の日本列島ということになる。古事記をみると最初の6島は「淡路島→四国→隠岐→九州→壱岐→対馬」というふうに東から西へ順に島が生まれている。これは外輪山脈の火山活動から続いて西へ次々と噴火や隆起が起こっていった様子を現してるのだろう。
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